005. Lancia Delta Integrale

プロダクト

いよいよ本命登場という感じです。個人的にも思い入れが深いデルタですが、あんまり想いが入りすぎてもあれなので、極力サラッと行きたいと思います。

1986年にグループBが終焉を迎え、翌1987年からグループAがWRCのトップカテゴリとなった。FIAがグループBを廃止することを決定したのが1986年5月、翌シーズンがグループAで開幕するのが1987年1月と準備期間が8か月しかない中、消去法で選ばれたのが市販車のデルタ。元々4WDだったというのもあるのだろうが、これが栄光の6連覇の始まりというのも運命はランチアに味方した感じがしてならないのです。

かくしてデビュー戦のモンテカルロをM・ビアシオン、J・カンクネンの1・2フィニッシュで飾り、ランチアの伝説がスタートしたのです。その後、4WD→Integrale8V→Integrale16V→IntegraleEvoと進化していく過程で幾多の改良が施され、それが市販車にフィードバックされていくという流れが出来上がったのです。ラリーに必要な機能が市販車に予め搭載されるの方が正しいかも。

このグループAの時代は、NHK-BSがWRCを放送してくれていたのです。幸いにも会社の寮がBSを見られる環境でビデオに撮って何度も見返す中で私の中で一つの思いが芽生えてきます。それは「デルタ欲しい。買おう。」値段も調べず、外車にも乗ったことがない私がデルタ購入に動き始めます。

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