東本昌平先生の漫画「SS」で評論家の栗原がダイブツのスタリオンに勝ちたくて買った車と説明してわかる人、何人くらいいますかね。余談ですが、映画版の「SS」では栗原の車がフォードフォーカスRSになりました。スタリオンを用意して予算なくなっちゃったのかな?とか余計な心配しましたよ、私。
グループB終焉のきっかけの一つを作った車というと悲劇の車みたいになってしまいますが、グループB以降もレースで活躍しています。だからきっといい車です。ロードカーにはいいシートとエアコンが付いていると聞いて、真剣に購入を考えたことありますもん。
グループB初期はエスコートRSで戦っていたフォードですが「アウディ・プジョーの4WDはすげえ速いし、ランチア・ルノーも2WDでも結構速いし、これは何とかせんといかん。」と考えたと思いますよ。ええ。
そこで「うちも4WDの速いマシンを投入だ!」となりますが、そこは開発期間が必要なのは必至。デビューは1986年第2戦のスウェディッシュラリー。デビュー戦を3位というそこそこの成績でフィニッシュします。さあ、これからマシンを熟成していくぞという矢先の第3戦ポルトガルラリーでRS200を駆るJ・サントスが観客に突っ込んで死亡者3名を出す事故を起こしてしまいます。この後、フォードは第11戦RACラリーでワークス活動を再開。総合5位となりますが、この一戦でフォードのグループBは幕を閉じました。
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